長内那由多

[ 劇作家、俳優、演出家 ]
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421 作品
鑑賞した映画
93
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プロフィール
タマネギ畑が広がる北海道のド田舎で多感な思春期を過ごす。中学2年生で「恋人までのディスタンス」のジュリー・デルピーに恋をする⇒メインの更新は本館ブログへ移行しました。こちらでは劇場公開作についてたまにアップします。
最新レビュー
プリズナーズのポスター
プリズナーズ
投稿: 2014年06月10日
8

囚われ人たち

無名の脚本家アーロン・グジコウスによる本作は近年、最も先の読めないミステリー映画の意欲作であり、腹の底から震えのくるラストシーンが出色だ。これにカナダの奇才ドゥニ・ヴィルヌーブがハリウッド初メガホンにしてイーストウッド級の演出力を添えた...

8月の家族たちのポスター
8月の家族たち
投稿: 2014年05月14日
5

そして秋風が吹く

家族の秘密が次々と暴かれていくトレイシー・レッツによるトニー賞戯曲は、おそらく本作の舞台となる8月のオーセージ郡のようなドロッとした湿気をまとった人間ドラマなのだろう。アル中の父とドラッグ中毒の母が抱える孤独の闇は深く、3人の娘達は40代...

オーバー・ザ・ブルースカイのポスター
オーバー・ザ・ブルースカイ
投稿: 2014年05月07日
7

それでも僕は歌い続ける

今年のアカデミー賞の1つのトレンドとも言えたのが「あなたを抱きしめる日まで」でも描かれた“信仰心という無垢”である。宗教とはアメリカという国を成す根幹でありその揺らぎは社会が混迷し、不安が立ちこめる度にテーマとして取り上げられ続けてきたが...

ローン・サバイバーのポスター
ローン・サバイバー
投稿: 2014年05月02日
4

超越的な善意

2005年にアフガニスタンで19名ものアメリカ兵が戦死した“レッドウィング作戦”を描く本作はありあまる海軍への敬意が注がれた事によってそこで起きた本質を見失っており、時代錯誤なプロパガンダ映画に成り下がっている。多くの人が命を落としたのは痛まし...

アナと雪の女王のポスター
アナと雪の女王
投稿: 2014年04月30日
4

ロマンスよりも家族愛

本家ディズニーに初のアカデミー長編アニメ賞をもたらし、ついには「ライオン・キング」の興行収入も突破して大ヒットを続けているディズニーアニメの新たな金字塔…なのだが、僕はここに近年のピクサーの低迷がディズニーを立て直すために人材交流し、結果...

あなたを抱きしめる日までのポスター
あなたを抱きしめる日まで
投稿: 2014年04月29日
9

無垢と信仰

こうして今年のアカデミー賞候補群を並べると1つの傾向が見えてくる。それは宗教が無垢なる者を搾取する欺瞞と、80年代レーガノミクスを根源とするアメリカの現在に至る病理だ。本作は敬虔なカトリックである主婦フィロミーナが50年前に生き別れた息子を...

モノクロームの一本道

これまで脚本、監督と二足のわらじで撮ってきたアレクサンダー・ペイン監督がボブ・ネルソンの脚本で初めて演出に専念した本作は、彼の映画監督としての資質がより簡潔に打ち出された一本だ。敬愛する小津映画を彷彿とさせる美しいモノクローム、ゆったり...

ホビット 竜に奪われた王国のポスター
ホビット 竜に奪われた王国
投稿: 2014年04月26日
7

スマウグ登場

急遽2部作から3部作へと割増された“ホビットシリーズ”第2弾。さすがなもので水増しの不安を物ともせず、3部作以外の語り口が見当たらない堂々たる3時間に仕上げている。ひたすら逃げ回った前作とは違い、タルを使った急流下りや、レゴラスを加えてのアク...

それでも夜は明けるのポスター
それでも夜は明ける
投稿: 2014年04月24日
10

許しを乞う事しかできない

この映画の重要性とはアメリカ史における負の遺産を“映画”というバイアスを通してごまかしてきたハリウッドに対し、容赦なく徹底した描写と客観性で挑み、結果アカデミー賞を獲得した事にある。ソロモン・ノーサップの苛酷な実体験に基づく手記にはどんな...

大海原の中心でFUCKと叫ぶ

デビュー作「マージン・コール」でいきなりアカデミー脚本賞にノミネートされたJ・C・チャンダー監督の第2作はインド洋上で遭難し、決死の生還を試みるサバイバル劇だ。全編海の上、役者はロバート・レッドフォードのみ、セリフもほぼ皆無と「ゼロ・グラビテ...

アデル、ブルーは熱い色のポスター
アデル、ブルーは熱い色
投稿: 2014年04月22日
8

青の衝撃

産毛が見えるほどに肉薄したカメラがヒロインのありのままを掬い上げる。 フランス映画とはかつてから人生そのものを探究してきた国だった。3時間という映画時間の中で愛が醸成し、人生の一部となっていく様が描かれる。執拗なまでにテイクを重ね、わず...

キャップがダークナイトを倒すまで

こんな球も投げられるのか! 今後マーベル映画の試金石となるであろう野心と挑戦に満ちた会心の1本だ。ほぼド新人であるアンソニーとジョーのルッソ兄弟に監督を任せ、これだけのクリエイティビティを保ってしまうマーベルの体制は初期ピクサーと同レベ...

欲望は文化だ

1980年代から90年代にかけて“ウォール街の狼”と呼ばれ、ゼロから巨万の富を築き上げた実在の人物ジョーダン・ベルフォートの半生を描く本作は、3時間にわたってひたすら金、ドラッグ、セックスと欲望の限りを塗りたくる。当時のヒットナンバーに乗せ、全...

アメリカン・ハッスルのポスター
アメリカン・ハッスル
投稿: 2014年04月12日
8

髪の話はするな

ノリに乗っているデヴィッド・O・ラッセル監督最新作は何度も爆発的瞬間がさく裂する快作だ。FBIが実際に行った一大オトリ捜査“アブスキャム事件”をベースにラッセルは当時のヒットナンバーをガンガン流し、食えない男女4人のコンゲームを描きだす。誰も...

偽りなき者のポスター
偽りなき者
投稿: 2014年02月26日
9

思考停止

トマス・ウィンターベア監督の新作は人間の脆さと業を俯瞰してみせる傑作だ。マッツ・ミケルセン扮する主人公ルーカスは妻に去られ、一人息子の親権も奪われて失意の中で新たな生活を送っている。ようやく見つけた幼稚園保父の職に慣れてきた頃、彼は突然...

ローン・レンジャーのポスター
ローン・レンジャー
投稿: 2014年02月24日
4

ハイヨー!シルバー!

製作ジェリー・ブラッカイマー、監督ゴア・バービンスキー、主演ジョニー・デップという「パイレーツ・オブ・カリビアン」のトリオが再結集し、古典コンテンツのリサイクルで大ヒットを狙ったが、あえなく大失敗した。製作費の高騰から撮影中断に追い込ま...

SHORT PEACEのポスター
SHORT PEACE
投稿: 2014年02月19日
5

クールジャパン

大友克洋が“日本”をテーマに気鋭監督と共作したショーケースムービーである本作は、4者4様の作家性でありながら怪談、悲恋もの、民間伝承といった日本古来のストーリーテリングをアニメーションという形で語り直しており、“クールジャパン”の見本のよう...

ホワイトハウス・ダウンのポスター
ホワイトハウス・ダウン
投稿: 2014年02月14日
4

ID4の出がらし

事ある毎に地球を大破壊する破壊番長ローランド・エメリッヒ監督もいよいよ壊す物がなくなったのか、今一度ホワイトハウスを吹っ飛ばしてみせるが当然「インデペンデンス・デイ」のようなヴィジュアルインパクトが出るワケはなく、あまりにも限られたシチ...

ハングオーバー!!! 最後の反省会のポスター
ハングオーバー!!! 最後の反省会
投稿: 2014年02月11日
1

長居し過ぎて三次会

無名俳優ばかりながら練り込まれた脚本と演出で大ヒットを記録した「ハングオーバー!」シリーズの完結編。今回はボンクラ、アランがついにクリニックへ入院する事となり、ウルフパック達が見送りを買って出た。ところがその道中、コーエン兄弟の映画から...

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アカデミー賞2017

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茅野 布美恵

地方誌の編集者。映画は、ノンジャンルで鑑賞。基本的には、劇場で愉しむ主義です。その作品を観ないとわからないレビューになる傾向あり。情けない男が出てくる映画や、青春ものが好物。マイケルホリック(Michaelholic=マイケルホール心酔者)にして、パトリック(デンプシー)教徒。

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Azumi Miyaji

エンタメ度高めな映画が好きです。アガれるか否かで評価する傾向有り。ドニーさん映画に甘い。ドニーさんが好き。

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田中 啓一

基本的にはレビューやめました。 雑感中心に書き込みます。ときどきガッツリ取り組みたくなるかもしれませんが、そんなときは、あーこいつコーフンしてんだなーくらいにご笑納ください。