長内那由多

[ 劇作家、俳優、演出家 ]
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410 作品
レビュー本数
421 作品
鑑賞した映画
93
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プロフィール
タマネギ畑が広がる北海道のド田舎で多感な思春期を過ごす。中学2年生で「恋人までのディスタンス」のジュリー・デルピーに恋をする⇒メインの更新は本館ブログへ移行しました。こちらでは劇場公開作についてたまにアップします。
最新レビュー
複製された男のポスター
複製された男
投稿: 2014年08月14日
9

あの世ではみんな上手くいく

ドゥニ・ヴィルヌーブがいよいよその才能を開花させた本作は、ねっとりと絡みつくようなサスペンス演出によって我々を悪夢の酩酊へと誘う魅力的な1本だ。解釈も読解も二の次とさせる本作には久しく味わってこなかった映画芸術の愉悦があり、見終えた後再...

ダーク・シャドウのポスター
ダーク・シャドウ
投稿: 2014年08月09日
3

エヴァ様、ジョニデを喰う

往年のTVシリーズをはたしてティム・バートンがリメイクすべきだったのかは最後まで疑問符がつきまとう。「ビッグ・フィッシュ」以後、大人の映画作家として飛躍し、ミュージカル「スウィーニー・トッド」で風格まで見せつけた彼にはあまりに子供っぽす...

her 世界でひとつの彼女のポスター
her 世界でひとつの彼女
投稿: 2014年08月03日
9

マトリクスの彼方で融け合おう

初めてスパイク・ジョーンズの映画が心に響いた。独創的なSF世界で失恋の痛みと人を想うことの幸福を誰もが噛みしめるであろう傑作だ。 ライアン・ジョンソン監督の「LOOPER」しかり、昨今のSFのトレンドは上海らしく、とてもロケとは思えな...

リパルジョン/反撥のポスター
リパルジョン/反撥
投稿: 2014年07月31日
10

処女の悪夢

「水の中のナイフ」の鮮烈デビューに続き、ロマン・ポランスキーの名を国際的に知らしめた心理ホラーの傑作。この直後にさらなる傑作「ローズマリーの赤ちゃん」をモノにする彼は観客をキリキリと締め上げる神経衰弱ギリギリの恐怖演出をすでに完成させて...

GODZILLAのポスター
GODZILLA
投稿: 2014年07月31日
5

メジャー再挑戦

98年の「ゴジラ」にガッカリしたのは今でもよく憶えている。ティラノサウルスのような外見、既存映画からの借り物の数々…ああ、海外進出の壁は高いのだと高校生ながらに思い知った。 それから10余年、いつの間にやら“日本製”は世界で通用するようになった...

ノア 約束の舟のポスター
ノア 約束の舟
投稿: 2014年07月27日
4

妄執の箱舟

宗教、聖書をモチーフにした映画は大傑作か大失敗作のどちらかにしかならないのが常であり、監督ダーレン・アロノフスキーは過去にも野心作「ファウンテン」で手痛い目に会っているが、そんなオブセッションこそ彼の描くテーマであり、彼こそが妄執に突き...

クルードさんちのはじめての冒険のポスター
クルードさんちのはじめての冒険
投稿: 2014年07月27日
2

原始人間クルードさん

アカデミー長編アニメ賞にノミネートされたドリームワークス製アニメ。 原始時代を舞台に地殻変動によって住処を追われたクルードさん一家が、新天地を求めて旅に出る。オープニングこそ一家による狩猟(動物の卵争奪戦)がハイスピードのフットボールの...

トムちんは(たぶん)50度(くらい)死ぬ

“死ぬと記憶を保持したまま昨日に戻る”という桜坂洋のゲーム的アイデアに基づくライトノベルをSFブロックバスターに見事アップデートしたのが本作だ。 キャリアに傑作はないが「ボーン・アイデンティティー」(後にアクション映画史を更新)、「Mr.&...

全部ショーン・ビーンのせい

とりあえず全部ショーン・ビーンが悪いって事にしとかない!? 数あるゲーム原作映画の中でも傑作だと思っている「サイレントヒル」6年ぶりの続編は志の低いこと低いこと…。 第1作は原作ゲームの大ファンと公言するクリストフ・ガンズ監督のこだわり...

エヴァ様、世界を征服して!

ムキムキに鍛え上げられたスパルタ軍がバッサバッサとペルシア軍を殺しまくる歴史アクション「300」は、フランク・ミラーの原作を徹底再現すべく瞬間にスローモーションとなるザック・スナイダーの演出が目新しかったくらいで、僕にはサッパリ楽しめな...

ダラス・バイヤーズクラブのポスター
ダラス・バイヤーズクラブ
投稿: 2014年07月07日
8

エイズを乗りこなした男

1985年、エイズで余命30日と宣告されながらもメキシコへ渡り、米の非認可薬でその後7年も生き延びたロン・ウッドルーフを描く本作は、作り手の聡明さによって今の世に語り直す意義ある伝記映画となった。オスカーに輝いたマシュー・マコノヒーの激痩せを誇...

アクト・オブ・キリングのポスター
アクト・オブ・キリング
投稿: 2014年07月05日
8

悪の凡庸さ

悪魔の実験のような映画だ。1965年から66年にかけてインドネシアで100万人もの共産主義者を虐殺し、今なお英雄として生きる男達に当時の蛮行を再現させる。監督のジョシュア・オッペンハイマーは当初、その惨禍から逃げ延びた人々を取材しようと試みたが、...

ラッシュ プライドと友情のポスター
ラッシュ プライドと友情
投稿: 2014年07月05日
6

愛と憎しみの富士スピードウェイ

1976年、F1黄金期に繰り広げられたジェームズ・ハントVSニキ・ラウダの伝説的戦いを描くロン・ハワード監督作。脚本はノンフィクションものの名手であり、ハワード監督に2度目のオスカー候補をもたらした「フロスト&ニクソン」のピーター・モーガンだ。...

さぁ、明日も歌おう

舞台は60年代NY。ボブ・ディラン登場前夜のフォークソングシーンを愛情たっぷりに描くコーエン兄弟の最新作は架空のフォークシンガー、ルーウィン・デイヴィスを立たせ、偏愛の時代を追体験して見せる。いつものトボけたセリフにシュールな展開、おまけ...

でも1番はロキ様

「アベンジャーズ2」へ向けて“フェーズ2”に突入したマーヴェルユニバースの雷神サマ単独主演第2作。さすがに「アイアンマン3」のような変化球ストーリーテリングの傑作には化けなかったが、作り手が雷神サマを十二分に理解し、ファンが見たいものを見...

X-MEN:フューチャー&パストのポスター
X-MEN:フューチャー&パスト
投稿: 2014年06月30日
6

この14年は何だったのか

X-MENシリーズ最新作は前3部作を改めて締め、新シリーズへ橋渡しせんと「ターミネーター」「猿の惑星」よろしくタイムトラベルを用い、これまでに生じた矛盾をなかった事にしようとする。そんな!さして面白くもないのに14年間も付き合ってきた僕らは...

ニューヨーク、恋人たちの2日間のポスター
ニューヨーク、恋人たちの2日間
投稿: 2014年06月30日
6

全部ホルモンのせい

ジュリー・デルピーが初監督を務めたラブコメディ「パリ、恋人たちの2日間」の続編。 前作の恋人とは案の定、別れてしまったデルピーはシングルマザーとなって単身渡米。クリス・ロック扮するラジオパーソナリティのミンガスと内縁の夫婦関係となり、彼の...

グランド・ブダペスト・ホテルのポスター
グランド・ブダペスト・ホテル
投稿: 2014年06月27日
9

さようならヨーロッパ

前作「ムーンライズ・キングダム」で感じたウェス・アンダーソンの成熟の理由がわかった気がする。ファンタジーとして描かれてきた喪失やノスタルジーに、普遍性がもたらされたからではないだろうか。本作で彼は見た事もなければ、やがて知る者もいなくな...

グランド・マスターのポスター
グランド・マスター
投稿: 2014年06月21日
6

夢は李小龍へ

第二次大戦前夜の中国。時代の波に呑まれ、やがて忘れ去られていったカンフー伝承者達を描くウォン・カーウァイ監督作。 エピックものにも関わらずいつもの即興撮影が多かったのか、全体的に間延びした印象の語り口だが、相も変わらぬムード重視の画作り...

ブルージャスミンのポスター
ブルージャスミン
投稿: 2014年06月16日
9

ウディ、告解する

齢78、毎年1本ペースで作品を発表し続け、今なお新境地を開拓するウディ・アレンがセレブリティと金満主義を大いにディスりながら、あまりに自虐的な告解をする老境の傑作だ。ヒロイン、ジャスミンは証券詐欺を働いた夫の逮捕をきっかけに単身、妹のジ...

レビューバランス
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芳賀 健

週刊朝日で連載。総合映画情報サイト オスカーノユクエ管理人。Twitterでせっせと毎日最新映画ニュースを配信中。

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茅野 布美恵

地方誌の編集者。映画は、ノンジャンルで鑑賞。基本的には、劇場で愉しむ主義です。その作品を観ないとわからないレビューになる傾向あり。情けない男が出てくる映画や、青春ものが好物。マイケルホリック(Michaelholic=マイケルホール心酔者)にして、パトリック(デンプシー)教徒。

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川崎 タカオ

イラストレーターで食ってます。漫画も時々描きます。現在のオールタイム・ベスト・ムービーは『ザ・ミッション 非情の掟』です。邦画では黒沢清監督が好きなんですが新作が中々観られず寂しいですね。