茅野 布美恵
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1385 フリーク
フリークポイント
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132 作品
レビュー本数
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351 作品
鑑賞した映画
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148 回
お気に入りされた数
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- 3 (3)
- 4 (11)
- 5 (38)
- 6 (57)
- 7 (117)
- 8 (97)
- 9 (23)
- 10 (5)
地方誌の編集者。映画は、ノンジャンルで鑑賞。基本的には、劇場で愉しむ主義です。その作品を観ないとわからないレビューになる傾向あり。情けない男が出てくる映画や、青春ものが好物。マイケルホリック(Michaelholic=マイケルホール心酔者)にして、パトリック(デンプシー)教徒。
キャスティングの妙技。
展開は、ほぼ予告からの推測どおり。 でも、登場人物の動きやシーンの切り取りに、推測を超えた心地よさがあった。 役者のアップ、イラストのカットバック、母親と息子のお約束のコミュニケーション。 それらすべてに意志があり、効果的に観客の心に届...
ジョセフ・ゴードン・レヴィットの無駄使いが惜しい!
「スキはないけど、山もない」といったところでしょうか。 ・今までの流れを汲みつつ、 ・社会ネタもちりばめ、 ・シリーズ内での齟齬がなきよう、 ・次への始まりをほのめかす。 これらすべてが満たされてはいるが、それだけにすべてが散漫に終わ...
原作は、おもしろいんですか?
レビューを書こうかどうか迷いましたが…。 この原作は、本当におもしろいんですか? だとしたら、脚本と演出を疑うしかなくなってしまう…というのが正直な感想。 「クラスのなかの一人を、いないこととして一年間過ごす」 「学園ならでは」の設定...
男の美学「コンプレックス編」。
これは! 本作の真の価値を体現するには、一度の鑑賞では難しい。 登場人物が、名前で呼ばれたりコードネームで呼ばれたりするので、「いったい、誰が誰なんだっけ!?」と混乱してしまう。 とはいうものの、極めて巧みにストーリーテリングしてくれて...
なーんにも知らないで、観るとよし。
この作品、なーんにも知らないで観たら「大当たり!」と思えるでしょうね。 ホテルの窓の外に立ってるって設定だけで、お尻がモゾモゾ。 「スクリーンから目が離せない」状況を強制的に作っているので、軽い緊張感が続き、ちょっと入り組んだ事情にも...
ジソブの資質、フル活用。
これは、ジソブありきのラブストーリー作品。 彼の持つ資質を、フルに活用した展開と演出。 せつな過ぎるまなざしと下がり気味の眉は、ウンミョン(運命)に遊ばれる恋愛劇に、 素晴らしき肉体は、格闘シーンとマッサージのエピソードに。 単なるサー...
共感スウィッチ、押されっぱなし!
本レビューサイト、初の満点。 主人公たちと同じ1968年生まれという背景が、点数を甘くしているかもしれませんが…。 映画が始まって、たいした事件も起こっていない時点で、なぜか感情の高ぶりが抑えられず泣いている自分がおりました。 「シンディ・...
シビれる準備、して行ったのに…。
おかしいな、三池作品は好きなのに。 「三池がやらかしている」というメディア情報から、シビれる準備、して行ったのに…。 確かに、冒頭の妻夫木くんの「激しい恋」の熱唱&乱闘シーンは、これからめくるめくであろう展開に期待させる仕上がり。 が、...
これは、大人の青春映画。
すべてがうまく転がる感動作。 何か事件めいたことが起こるたび、こっちはひやっとするのに、案外すんなりかたづいてしまう。 そこに違和感は感じつつも不快ではない話運びは、違和感を超えるくすぐりがあるから。 一見、家族の映画(というか、まさし...
「怒りを持つこと」を引き継ぐ男・若松孝二。
三島由紀夫を描いた映画といえば、ポール・シュレイダー監督の『Mishima』を思い出すが、 シュレイダーが三島という男そのものを描いた一方、若松はタイトルどおり11.25を軸に描いている。 よって、三島の人となりも「楯の会」のリーダーである彼にフォ...
忘れることは、残すこと。残すことは、守ること。
実に、たまらん映画だった。 「たまらん」と感じるまでの導線の張り巡らし方が、なんとも急所を得ている。 でも、それが絶妙であることをギリギリまで隠すのが、主人公のおばちゃんミジャの言動。 どうにも、共感しにくいんです、このおばちゃんが。 ...
迷子の大人を描いたら、天下一品。
ウディ・アレン作品の主人公は、高い確率で「間違っている」。 その間違いに気付いたときの「過去を手放すあっさり感」が半端ない。 そこに、おかしみと痛快感を味わわせてくれるのだ。 という意味で、本作はかなり「アレン節」が効いている。 オー...
どのシーンでグッくるかで、自分が何ガールかわかる。
深川監督ファンだからでしょうか、この手の作品に感じがちなチープさを感じなかったのは。 それもあるが、配役がピタリとはまっている気もする。 私のように、どのガール世代も通り過ぎてしまった立場としては、世代を超えてバロメータとして活用する...