服部香穂里

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プロフィール
映画界の末端で、浮草のように漂うております……。
最新レビュー
ぼくと魔法の言葉たちのポスター
ぼくと魔法の言葉たち
投稿: 2017年04月22日
8

ハッピーエンドの先に

 驚異の実話の映画化が相次いでいる。その多くが、実在の人物への配慮もあってか、事実をなぞるのに終始し、それ以上の感慨を得られないのに対し、突然悲劇的な困難に直面するも、それを奇跡的に乗り越えたある家族の軌跡を、観客にも追体験できるような...

無限の住人のポスター
無限の住人
投稿: 2017年04月13日
7

笑って殺して

 そもそもが、ふざけた設定ではある。  主人公の万次は、亡き妹に生き写しの凛(杉咲花)の復讐をサポートする、死ねない用心棒……って、なんじゃ、そりゃ。敵か味方か容易には判別できぬ、腕におぼえのある剣客たちが、次々と彼らの前に現れるが、こ...

暗黒女子のポスター
暗黒女子
投稿: 2017年03月14日
7

黒い六人の女

 何かと世間を騒がせている清水富美加の、最初にして最後の主演作であり、ようやくめぐり合えた代表作という、皮肉な因縁にぐるぐる巻きにされた話題の1本である。  とあるお嬢様学校で、全校生徒の羨望の的だった女子高生が、謎の死を遂げる。彼女が...

レゴバットマン ザ・ムービーのポスター
レゴバットマン ザ・ムービー
投稿: 2017年03月04日
9

バディ・ジョーカー

 近年、やたらと深刻化、哲学的なテーマにまで踏み込み、ティム・バートンがメガホンをとっていた時期のおかしみのようなものが消え去りつつあった『バットマン』シリーズ。そんな中、超変化球とはいえ、バットマンにまつわる光と影を、遊び心やサービス...

一週間フレンズ。のポスター
一週間フレンズ。
投稿: 2017年01月21日
7

友だちのうた

記憶障害は、実にドラマティックである。 現実的には深刻極まりない問題だが、なかなかドラマが生まれにくい今のご時世、フィクションの世界のモチーフには、好都合。映画も同様で、コメディ芝居に長けた2人が、真摯に純愛を体現するギャップも好ましい...

この世界の片隅にのポスター
この世界の片隅に
投稿: 2016年11月26日
9

右手の想い出

 想い出は、美化される。  つらい過去にはフタをして、よかったことに脚色を加え、折にふれて取り出してみる。たとえ今、しんどい状況に置かれていても、そんな想い出を励みに、踏ん張れたりもする。  本作は、太平洋戦争の勃発、戦況の激化、そ...

ガール・オン・ザ・トレインのポスター
ガール・オン・ザ・トレイン
投稿: 2016年11月13日
7

レイチェルの離婚

 エミリー・ブラントは、いかなる役柄であれ、そつなくこなす実力派ではあるが、近作『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(14)、『ボーダーライン』(15)などのように、男勝りのタフさの裏に、か弱い脆さを秘めた役柄を演じると、とりわけ異彩を放つ...

何者のポスター
何者
投稿: 2016年10月25日
8

ひとでなしの恋

 夏の暑さの反動か、ただの偶然なのかは分からないが、『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』、『永い言い訳』、『誰のせいでもない』、TVドラマ「夏目漱石の妻」など邦洋問わず、作家を題材に、すこぶる魅惑的な作品が続く。小説家なる人種=”ひと...

花芯のポスター
花芯
投稿: 2016年08月06日
8

女が階段を下る時

 映画にとって、“共感”ばかりを求めてみても、面白くない。  原作は、文壇デビュー間もない瀬戸内寂聴が晴美時代に発表し、物議を醸した同名小説。同性同士の、友情と愛情との狭間で絶え間なく揺れ動く関係性の変化を、丹念に掬いとった『blue』(03...

ふきげんな過去のポスター
ふきげんな過去
投稿: 2016年06月08日
8

女まよい道

 人生なんて、死ぬまでの、暇つぶしである。  もはや、誰が言いだしっぺなのかは定かではないけれど、とりあえず、この至言(暴言?)に乗っかってしまえば、”生”に何らかの意味や輝きを与えるものこそが、”死”に他ならないという、絶望的な仮説が成...

FAKEのポスター
FAKE
投稿: 2016年05月25日
8

愛と誠

 あの佐村河内守のゴーストライター騒動の、知られざる”その後”を追ったドキュメンタリー……などと安直にはまとめられない仕掛けを、鬼才・森達也が到る所に忍ばせた、創意と悪意、プラス、ちょびっとの善意に彩られた、ユニークな問題作である。  タ...

マクベスのポスター
マクベス
投稿: 2016年04月28日
8

神聖こまったちゃん

 どうしようもなく、マイケル・ファスベンダーの動向が気にかかる。自身を傷つけることでしか快楽を得られない脆さを秘めた男を力演した出世作『SHAME -シェイム―』(11)、ふなっしー×マトリョーシカ風の張りぼてで正統派二枚目マスクを覆い隠す『FRANK...

リップヴァンウィンクルの花嫁のポスター
リップヴァンウィンクルの花嫁
投稿: 2016年03月25日
8

ニッポン昆虫記

 岩井俊二の作品に登場する母親たちは、どこか歪んでいる。ややこしく入り混じった子どもへの愛憎が、『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』(93)では暴力的な、『花とアリス』(04)ではコミカルな形で噴出し、母と子を、容易には絶ち難い厄...

マジカル・ガールのポスター
マジカル・ガール
投稿: 2016年02月28日
9

アトムの子

 日本の幅広いカルチャーにも精通した、スペイン期待の新鋭による、恐るべき劇場デビュー作。  13歳まで生きられないであろうことを自覚しながら、日本製のアニメーション『魔法少女ユキコ』(『魔法のプリンセス ミンキーモモ』あたりがモチーフか?...

わたしを忘れないで

 明石家さんまの還暦祝いにも、軽い眩暈を覚えたが、あの『ちびまる子ちゃん』が、今年で放送25周年と知り、それって四半世紀やん……と、半泣き顔になりながら、独りごちてしまった。  そんなアニバーサル・イヤーに、久々の劇場版として制作された本...

ハッピーアワーのポスター
ハッピーアワー
投稿: 2015年11月28日
8

私たちが幸せだったこと

 ロカルノ国際映画祭で、日本人初となる最優秀女優賞に輝いた話題作。”裏切る”と書いて”人間”と読む、とは「下妻物語」(04)の桃子がのたまう金言であるが、演技未経験だった4人の女性たちは、”演じる=人生”であることを、飄々と体現してみせた。  ...

イニシエーション・ラブのポスター
イニシエーション・ラブ
投稿: 2015年05月17日
7

・・・待つわ?

 多くの人を虜にし、その人生をも狂わせたと思しき、TBS系の大ヒットドラマ「男女7人秋物語」(87)を、全篇にわたり重要なモチーフかつ伏線にしているにも関わらず、製作が日テレという、何だか大らかな成り立ちの本作。口にするのも少々こっぱずかしい...

Mommy マミーのポスター
Mommy マミー
投稿: 2015年05月02日
7

瞼のママ

 子どもは母親を選べないが、母親だって子どもを選べない。出たとこ勝負、産んだら最後、お互いのソリが合おうが合うまいが、母子間の壮絶なギャンブルは、勝敗のつかぬまま、死ぬまで続く。  そんな生々しいテーマと常に向き合ってきたのが、弱冠25...

セッションのポスター
セッション
投稿: 2015年04月11日
9

向上心のない者は、馬鹿だっ!!

 夏目漱石の「こころ」で、”先生”の生涯にわたり大きな存在であり続ける、生真面目すぎるKを、死へと駆り立てる一因となった、この一言。”座右の銘”との表現は語弊があるかもしれないが、しんどい日々の中で迷い、息づまった時、ふとこの言葉が頭をよぎ...

裸のチキン

 ひとは、独りでは生きていけないが、それって、非常に恐ろしいことだ。引きこもってみたところで、存在を完全に消すことは不可能だし、自死を試みても、醜い亡骸を人目にさらすだけ。生来は引っ込み思案で人見知りに属するようなタイプが、大衆に評価さ...

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茅野 布美恵

地方誌の編集者。映画は、ノンジャンルで鑑賞。基本的には、劇場で愉しむ主義です。その作品を観ないとわからないレビューになる傾向あり。情けない男が出てくる映画や、青春ものが好物。マイケルホリック(Michaelholic=マイケルホール心酔者)にして、パトリック(デンプシー)教徒。

田中 啓一のプロフィール画像

田中 啓一

基本的にはレビューやめました。 雑感中心に書き込みます。ときどきガッツリ取り組みたくなるかもしれませんが、そんなときは、あーこいつコーフンしてんだなーくらいにご笑納ください。

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川崎 タカオ

イラストレーターで食ってます。漫画も時々描きます。現在のオールタイム・ベスト・ムービーは『ザ・ミッション 非情の掟』です。邦画では黒沢清監督が好きなんですが新作が中々観られず寂しいですね。