映画『最強のふたり』レビュー

最高のふたり

フランスでメガヒットして火がつきヨーロッパを席巻
ハリウッドリメイクも決定した痛快な一本。
ちなみに昨年の東京国際映画祭のグランプリ作品。
ちゃんと見る目もあるじゃないですか・・・。
50スクリーン程度の公開ながらも高稼働でなにげヒットです。
深夜の静かな夜無言で運転する黒人青年と
少し頬のこけた初老の男性。
事情こそ分からないもののどこか漂うシリアスな空気。
それが、突如始まるブラックな賭け。
そして、それが決まった瞬間に流れる
Earth, Wind & Fire - September
http://www.youtube.com/watch?v=2S8ZrQG0y6g
ここからは一気にあらゆる壁を突き抜ける痛快な一作でした。
全身麻痺で首から下が一切動かない富豪フィリップ
スラム街の住人で前科持ちのドリス。
出会うはずのないふたりが出会ったのはフィリップの介護人の面接。
気難しフィリップの介護人は一週間も持てばいい方と言われてしまう程。
ただ、フィリップの姿を見てもただ“不便だな”と一言で片付けて
同情も差別もない態度で接するドリスを見て採用を決める。
クラシックとPOP、詩と下ネタ、格差もここまでくれば
いっそ清々しい問気持ちにもなる二人の立ち位置。
そしてドリスは世界の広さを知り、
フィリップは生きる楽しみを思い出す。
これは本当に面白い映画でした。
ありとあらゆる歯車が見事にカチッとはまった感じの音が聞こえました。
ちょっと不謹慎かなと思うシーンも
ちょっと勇気を出して大笑いしてみましょう。
気が付けば周りも笑っているはずです。

9
最強のふたりのポスター
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村松 健太郎のプロフィール画像

村松 健太郎

興行を中心に約10年。生死の境を彷徨ってから緩やかに再始動。大手でも独立系でも原作モノでもTV発でも楽しめればそれでいい派。2012年以降劇場見たものはレビューをそれ以外は採点だけ。沖縄やTIFFやら日本アカデミーで民間参加枠で審査員やったりしています。

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