映画『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』レビュー

たらればノイズを楽しむのもシリーズ物の醍醐味

引退したジャッキーを継ぐ者がまさかトム・クルーズだったとは!
楽しんだうえで本シリーズでの好きな順は3→4→2→5→1ってところでしょうか。
『アウトサイダー』や『テックス』という“S.E.ヒントン仲間”だった技術屋エミリオ・エステベス(パート1であっけなくサヨナラ)が物語の中で生かされていたら、今のサイモン・ペグ的な位置に収まってずっとふたりの活躍が見られたろうし、今回孤立気味になるトムクル(このへんはアウトローの監督ならでは)との「友情」関係にもグッと深みがましただろうな。トムとサイモンの「友情」の前段は、本作では特段説明されず、シリーズの過去数作を踏まえた前提、つまりみんなこの二人の友情についてはもういいよね、という了解のもとに進められるので、そんな意味でもあれがエステベスだったならより一層効果があったんじゃないですかね。なあんていう「たられば夢想」も長いシリーズならではの楽しみ。

一点不思議だったのは、
「あいつと友達だろ?」→「いや別に友達じゃないスよ、あいつに“借り”はない」というやりとりで、“借り”ということばを字幕が強調していたので、クライマックスのどこかで「まあでも“貸し”はたっぷりあるけどな!」(友達宣言!)というベタながら美しい回収を待っていたんですが、なかったですよね?時々意識が飛んでしまったおれが見逃したのかもしれないので、どなたか憶えている方いらっしゃったらおせーてください。

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ミッション:インポッシブル ローグ・ネイションのポスター
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田中 啓一のプロフィール画像

田中 啓一Freak

基本的にはレビューやめました。
雑感中心に書き込みます。ときどきガッツリ取り組みたくなるかもしれませんが、そんなときは、あーこいつコーフンしてんだなーくらいにご笑納ください。

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