映画『遊星からの物体X ファーストコンタクト』レビュー

強い女の子が戦う映画。

かのカーペンター監督の傑作映画「遊星からの物体X」の前日譚。なるほど、この映画を観てから「遊星からの物体X」を観ても違和感がないよう作られている。南極基地の装備が旧式だったり、実験器具がオールドファッションなのも、ラストの本編への繋ぎ方にも思わずニヤリ。
オリジナルを知っていると、「物体X」がどんな物か知っているし、どんな現れ方をするのかも知っているので、ある意味「お約束」をどこまで再現してくれているのかが、この映画の見所のような気がする。そういう意味では、期待は全然裏切られなく、楽しくドキドキしながら観ることが出来た。
本編との一番の違いは、若い女性研究家が大活躍するところ。自分の見解をはっきり述べ、窮地にあっては的確な判断をし、仲間を危機から救おうとする。とてもカッコ良くてしびれた。彼女の存在で、ぐっと映画が引き締まったと思う。前日譚って後日を知っているので、意表をつくような終り方はあり得ないので、予定調和をどこまで楽しめるかが鍵になると思うけど、そういう意味では、この映画は後日への伏線としては良く出来ていると思った。

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遊星からの物体X ファーストコンタクトのポスター
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大串 京子のプロフィール画像

大串 京子

シアトルに本社があるゲッティイメージズという映画や映像や広告などの素材を提供する会社で何でも屋的な仕事をしています。

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