映画『アクト・オブ・キリング』レビュー

10点だけど『S21・・・』と同じなのでマイナス2

古今東西、このような暴政者、悪政者は数多くいた。
カストロやゲバラのように血の粛清を繰返したにもかかわらず、
英雄のまま伝説として残るのは稀で、基本的には必ずツケがまわってくる。
本人自体に?子孫に?国家に?歴史に?

この出演者達も同じだ。
時代場所に拘らず、人間は誰でもこうなる可能性があるということ。
(道徳、教養、常識、愛情なんて無力だ!)

10年ほど前にも、テーマは似ているドキュメンタリー作品があった。
『S21 クメール・ルージュの虐殺者たち 』
虐殺のアクトを演じさせるのは同じ手法。
こちらの虐殺者は10代の子供たちなので陰鬱度は高い。

この手の作品を命がけで製作した方々には、ホントに頭が下がります。

自分も含めて、傍観者や観察者、学問として捉えたい輩、
単に奇人変人や悲惨な出来事を欲する観客に向けて、
この殺害行為に対して、どういうアクトをするか?

Act of killing
[この殺害行為に対して、あるいは身の回りで起きている事に、どんなアクトをしてますか?]
と、勝手に副題をつけてやった・・・・ら吐き気がしてき・た・・オエッ!

8
アクト・オブ・キリングのポスター
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 1
小川 勝広のプロフィール画像

小川 勝広

『ブタがいた教室』企画・プロデューサー
『乱暴と待機』プロデューサー
京都造形芸術大学・非常勤講師
東北芸術工科大学・特別講師

映画『アクト・オブ・キリング』に対する小川 勝広さんのレビューにコメントする

こんな作品もレビューされてます

クレイジー・リッチ!のポスター

アジア版『ブラックパンサー』

 大旋風である。ワーナーブラザーズの製作ながらオールアジア...

クワイエット・プレイスのポスター

声をあげよ

 『クワイエット・プレイス』は全編に渡って集中力の漲った素...

インクレディブル・ファミリーのポスター

オンリーワンで、スーパーワン

 映画は2004年の第1作目直後から始まるのに少しも古びていな...