映画『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』レビュー

アカデミー賞脚本賞&助演女優賞ノミネートは納得。

脚本も上手いし、女優達の演技も凄く良くて、アカデミーやゴールデングローブにノミネートされたのも分るし、良く笑って良く泣ける良い映画なんだと思うけど、根本的なところで、ヒロインに1ミリも共感出来なくて、結果的に白けた気分で終ってしまった。つらつら理由を考えてみたところ、このヒロイン、そもそも自分の側に居たら、絶対に友達にしないタイプの女性なのだった。根本的に自分に自信がないせいだと思うけど、男に都合の良い女であろうとし、そんな自分に空しさを感じながらも改善しようとしない、現状に甘んじて愚痴こそ言わないけど見ず知らずの他人に当たり散らし、交通違反をして捕まりそうになったら、女の武器で何とか警官を丸め込もうとする女なぞ、私は絶対にオトモダチにはなれない。甘えんじゃねえ、このアマ、と思ってオシマイである。だから、彼女が根本的には善良な友達思いな人なのは分るけど、花嫁となるヒロインの親友も、その親戚や会社関係者もクセモノ揃いでキャラが立っていて面白いけど、そのどの人とも私はオトモダチにはなりたくないのだった。そんな訳で、自分が共感しない人たちの友情物語も、どことなく「あ、そう。まあ世の中にはこういう人意外に良く居るけど鬱陶しいだけだよな〜」と思って終ってしまったのだった。私は昔から同性には厳しかったけど、ここでも同性への厳しさが発揮されてしまって純粋に映画を楽しめなかったのがちょっと悔しい。いや、脚本と女優達の演技は見物だと思いましたよ。でもここまでヒロインに共感できなくて、「この人たちとは絶対仲良くなりたくない」と思ってしまった、ということ自体が、逆に良く出来ている証なのかも。

6
ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプランのポスター
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 2
大串 京子のプロフィール画像

大串 京子

シアトルに本社があるゲッティイメージズという映画や映像や広告などの素材を提供する会社で何でも屋的な仕事をしています。

映画『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』に対する大串 京子さんのレビューにコメントする

こんな作品もレビューされてます

新聞記者のポスター

【この国の民主主義は形だけでいいんだ】

 おもしろい! どれくらいおもしろかったか? 横のおじ...

パティ・ケイク$のポスター

ニュージャージーのラッパー NR

 ニュージャージー版、 サイタマのラッパー? ニュージ...