映画『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』レビュー

臨場感があり過ぎて、すっかり酔った!

「PINA 踊り続けるいのち」を観て以来、意外にも生のパフォーマンスは3D映画と相性が良い、という認識が出来、なおかつ3D研究に余念のないジェイムズ・キャメロンがプロデュースという事で、期待して観に行った。
様々な人に「面白いから観ろ」と勧められていたシルク・ド・ソレイユなのだが、実は食わず嫌いで一度も生は観た事がない。と言うのも、子供の頃見に行ったボリショイ大サーカスも上海雑技団も、ちっとも面白いと思えなく、観劇マニアだがサーカス系にはこれまで全然食指が動かなかったのだ。映画ならば気持ちが動くかも、と思ったのだが、この映画、各地で上演されているショーのダイジェストをつないだものなので、粗筋はあるのかもしれないがぶった切りで良く分からず、そしてやはり自分は、ただのサーカス芸だけでは退屈してしまうのであった。
しかし、3Dで水飛沫やら霧などの臨場感溢れる様子は、物凄く堪能したのだが、カメラが上空から空中ブランコと同じ視線で3Dで撮るものだから、空中で落ちる感覚、空中でスウィングする感覚まで生々しく伝わり、すっかり乗り物酔いしてしまった。高所恐怖症の人は絶叫すること請け合い。絶叫マシンが好きな人はジェットコースター感覚がきっと楽しめるかと。体操競技を観るのが好きな人は、段違い平行棒や吊り輪の妙技が見られるので、面白いかも。パフォーマーには元オリンピック選手も居る、とのことなので、技の難易度も相当高い。でも乗り物酔いする人には結構辛い1時間半かも。私も正直後半あたりから吐きそうになって辛かった。20分位のアトラクションだったらきっと良かったんじゃないかと。過ぎたるは猶及ばざるが如し? 映像撮影技術は確かに凄いけど。

6
シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語のポスター
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0
大串 京子のプロフィール画像

大串 京子

シアトルに本社があるゲッティイメージズという映画や映像や広告などの素材を提供する会社で何でも屋的な仕事をしています。

映画『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』に対する大串 京子さんのレビューにコメントする

こんな作品もレビューされてます

新聞記者のポスター

【この国の民主主義は形だけでいいんだ】

 おもしろい! どれくらいおもしろかったか? 横のおじ...

パティ・ケイク$のポスター

ニュージャージーのラッパー NR

 ニュージャージー版、 サイタマのラッパー? ニュージ...