映画『バトルシップ』レビュー

百周年の祝い花

ユニバーサル映画100周年を記念して製作されたSF超大作。「トランスフォーマー」でおなじみのハスブロ社製品が原案との事だが、ゲームの基本ルールだけ採用してあとはハリウッド方程式を切ったり貼ったり…。戦艦がドーンと画面に映るスケール感やCGのド派手さといったハリウッドのサービス精神は大いに味わえるが、時代と逆行した前時代的な大味さは果たして100周年にふさわしかったのか。全米興行では大コケしている。

同時期公開の超大作「ジョン・カーター」も大コケさせてハリウッドに居場所がないんじゃないかと正直、心配になってしまう若手テイラー・キッチュ(大看板を背負う程のスター性は感じられず)が戦いの中で成長していくというストーリーの中で、ライバル(=友!)役の浅野忠信さんが大役を全うしていたのがファンには嬉しかった。

前述の戦艦や、クライマックスで立ち上がる退役軍人らなど、男子心をくすぐる描写もあるにはある(「ガンダムF91」のバグが!)。惑星間航行が出来るのに装備は近代的という“バトルシップ星人”のツメの甘さは昨年の「世界侵略:ロサンゼルス決戦」と同じで、ツッコミ所が豊富なのも良い。
見た目の派手さが重要な祝い花なのだから、文句を言わずに見よう。

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バトルシップのポスター
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長内那由多のプロフィール画像

長内那由多

タマネギ畑が広がる北海道のド田舎で多感な思春期を過ごす。中学2年生で「恋人までのディスタンス」のジュリー・デルピーに恋をする⇒メインの更新は本館ブログへ移行しました。こちらでは劇場公開作についてたまにアップします。

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