映画『タラデガ・ナイト オーバルの狼』レビュー

ウィル・フェレル、クーガーになる

コントみたいにおバカなシーンにさんざん時間をかけ、話をどんどん脱線させるのに本筋の骨子がものすごくしっかりしているのが可笑しい。
今回のウィル・フェレルはレーサーに扮し栄光からの転落、そして再起という王道スポコンものをやって見せる。家族との絆、親友との友情、そして強敵(友とも読む!)との闘いが盛り込まれ、ほとんど少年漫画の域だ。もちろん、フェレルお得意の大人子供ギャグも満載。しかも周りをジョン・C・ライリー、エイミー・アダムス、マイケル・クラーク・ダンカンといった豪華キャストが全力でおバカをやってサポートしている。

中でも強烈なのがハリウッドきってのキャラ芸人、サシャ・バロン・コーエン!フェレルに挑戦状を叩きつけるフランス人のゲイドライバーという強烈すぎるキャラに扮し、周囲を圧倒。まんまと映画をブチ壊している。さすがのフェレルもこりゃヤバイと思ったのか、力技ではなく本気で受けの演技だ。なんちゃって外国人をやらせたらコーエンの右に出る者はいない。現代アメリカンコメディ最強芸人対決が一番の見所だ。

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タラデガ・ナイト オーバルの狼のポスター
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長内那由多のプロフィール画像

長内那由多

タマネギ畑が広がる北海道のド田舎で多感な思春期を過ごす。中学2年生で「恋人までのディスタンス」のジュリー・デルピーに恋をする⇒メインの更新は本館ブログへ移行しました。こちらでは劇場公開作についてたまにアップします。

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