映画『るろうに剣心』レビュー

今時の若い俳優には珍しく腰の座った殺陣は見応えあり。

原作を全然知らないので、悪役や警察の設定を含め、この滑稽で子供っぽい設定の様々が映画オリジナルなのか原作にあるのか、判断がつかないところがあるのだが、「これは映画というより、マンガだなあ」というのが正直な印象。まあ、漫画原作だから当たり前なのか。
個人的には、殺陣のシーン以外のカメラワークがどうにも気持ち悪かった。上から見下ろしている視点の映像で、光と影のコントラストがない感じが好きじゃないのかも。
そして個人的に女性たちの着物の着方や帯の結び方がとても気になったのだけど、あれって昭和以降の着付けだよね……? 私の認識が違うのかな。それとも原作がああいう感じなのかな。
しかし、それを差し引いても、剣心の剣さばき、アクションはとても面白かった。最近の若い俳優は、殺陣をきちんとつけられていても、たいがい腰が座ってなく、昔の剣劇映画と比べると、どうにも切り合いのシーンが嘘くさい事が多いのだけど、佐藤健は剣を振る時に珍しく腰がきちんと座り、それだけで剣豪としての説得力が全然違う。お見事。吉川晃司も元アスリートなだけに、なかなか動きが良かった。そして綾野剛の動きもキレがあり、剣心との戦いのシーンは息を飲む緊迫感と面白さ。アクションシーンだけで、かなりワクワクする。香川照之、あそこまでキモチ悪く演じられるのは凄い。蒼井優もなかなか良かった。

7
るろうに剣心のポスター
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 1
大串 京子のプロフィール画像

大串 京子

シアトルに本社があるゲッティイメージズという映画や映像や広告などの素材を提供する会社で何でも屋的な仕事をしています。

映画『るろうに剣心』に対する大串 京子さんのレビューにコメントする

こんな作品もレビューされてます

新聞記者のポスター

【この国の民主主義は形だけでいいんだ】

 おもしろい! どれくらいおもしろかったか? 横のおじ...

パティ・ケイク$のポスター

ニュージャージーのラッパー NR

 ニュージャージー版、 サイタマのラッパー? ニュージ...