映画『ゾンビ・ヘッズ 死にぞこないの青い春』レビュー

なかなかにエンタメな青春ゾンビ映画。

超低予算なZ級映画かな〜と思いつつ恐る恐る観たら、意外や意外、脚本も役者も技術もちゃんとしていて、手もかなり込んでて、立派な王道エンタメな青春ロードムービーで楽しかった。主人公ゾンビだけど。ゾンビと王道エンタメが好きな人は、絶対楽しいよ、この映画!
主人公のゾンビ、ある怪しい企業の実験体になったせいで、死体でゾンビだけど、ちゃんと意識と生きてた時の記憶があり、思考も普通に出来るという設定。この映画、ゾンビであることが、恋愛の障害になっていて、障害が多いほど恋愛は燃えるという究極版(笑)。途中旅の道連れになるクリフもいい味出してて良かった。同じく旅の道連れゾンビのチーズも可愛い。監督・脚本のピアース兄弟は、「死霊のはらわた」の特殊効果監督の息子とのことで、しっかり劇中のドライブインで「死霊のはらわた」の映画が上映されてたのもナイス。それだけではなく、随所に昔のホラー映画やSF映画のパロディやオマージュも小ネタ的に織り込まれていて、それもまた楽しかった。
そしてゾンビなのにハッピーエンドで良いの?? というハッピーエンドで、観終わったあとの爽快感ときたら。エンディングではNG集も出て来て、笑って笑って終ったのでした。

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ゾンビ・ヘッズ 死にぞこないの青い春のポスター
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大串 京子のプロフィール画像

大串 京子

シアトルに本社があるゲッティイメージズという映画や映像や広告などの素材を提供する会社で何でも屋的な仕事をしています。

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