映画『港町』レビュー

さよならの向こう側

カメラではなく町のひと、

カメラではなく店の客、

カメラではなく漁師、

カメラではなくネコ、魚、、、。



被写体のひとや職業、場、空気、動物などに

合わせて、カメラや監督が、同化?変化?

一体化?してる。

そうすると、いろんな事が、炙り出され、問いかけられ、浮かび上がり、こちら(観客)の胸に感光する。

観察映画というよりも、
感光映画。

発信する側に明確な光と、被写体の何をどのようにして炙り出すか、そして観客の一体化なしでは成立しない。

フィルムもデジタルも関係ない。

ドキュメンタリー、フィクション、
どうでもいい。


作り手の心から観客の心に何をどう感光させるか?


フィクション映画の向こう側、
ドキュメンタリー映画のこちら側。

芝居の向こう側、

生きるのこちら側、

映画の向こう側、

人間のこちら側。



こんにちはの向こう側、

さよならの向う側。

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港町のポスター
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小川 勝広のプロフィール画像

小川 勝広

『ブタがいた教室』企画・プロデューサー
『乱暴と待機』プロデューサー
京都造形芸術大学・非常勤講師
東北芸術工科大学・特別講師

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