映画『ハッピーエンド』レビュー

馬鹿が戦車でやってくる

ガラガラガラってうがいをするは、
gargariserっていうんだと、へーボタンを心で押しつつ、いつものハネケの電気風呂みたいな仕掛けで、観客席を揺らす(心を揺さぶる)水をかける(心に冷水をかける)ハネケ流リアル4dx体感はもちろん、心も透過するだけでなく、視覚効果も越えて、神経を針でプスプスしてくる療法に何を書いてるかわからなくなってくる(^^)。

I★JAPAN

オナジコトヲシテアゲヨウカ

メッセージが、わかりやすくなってきたのは、ハネケがマトモになってきたのか、その反対か、はたまたあきらめの裏返しか。

糾弾され、卵を投げつけられる悪者自身を描くよりも、潰れた卵の黄身にフォーカスするハネケ、なに考えてんのー?


〔キ◯ガイだけが成功するのよ、この世の中は〕は増村だったかな。

じいさんが車イスで街中の少年たちに話しかける、続いて別の通行人にも話し掛けて断られる。
おそらく、自分を◯してくれor銃を購入してくれなど、何らかの◯◯幇助の願いを断られてるのだろう。
その後の理容師との件りで銃を、、、というのがあるので[なんとなく勝手に類推]されるが、この辺りがハネケのメッセージを出す姿勢にしては、具体的に伝えられない、だからショッキングな事をやるんだって、[なんとなく勝手に類推]してしまうし、初めから言いたいことなんて特になく気持ち悪い事ばかりやればバズってくれる、それが狙いでしょと[なんとなく勝手に類推]してしまいます。

山田洋次監督がまだとんがっていた頃の「馬鹿が戦車でやってくる」みたいでしたね。

6
ハッピーエンドのポスター
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小川 勝広のプロフィール画像

小川 勝広

『ブタがいた教室』企画・プロデューサー
『乱暴と待機』プロデューサー
京都造形芸術大学・非常勤講師
東北芸術工科大学・特別講師

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