映画『アバウト・レイ 16歳の決断』レビュー

ブルーノートとバックビート

何故普通がいいの?本物を目指さずに・・・。
スーザン・サランドンのセリフ。

100点満点の言葉が出ないのは、心から搾り出そうとしてる証拠、
そんな舌足らずの言動が愛おしい。

ちょっとズレてる四重奏、無理もガマンもしなくていい。
ズレてるのはマトモだから。
普通はマトモ。
上手よりもマトモがいい。
上手に本物はマトモじゃなくなる。
・・・ゆえに本物よりも普通がいい。

普通でマトモな人たちの半音ズレてるブルーノートが心に沁みる。
レイにとってはバックビート。

レイの客観と主観の切り取り方や、気持ちを代弁してくれるような風景や小物の影の撮り方のブルーなビート、バックのノートが愛おしい。

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アバウト・レイ 16歳の決断のポスター
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小川 勝広のプロフィール画像

小川 勝広

『ブタがいた教室』企画・プロデューサー
『乱暴と待機』プロデューサー
京都造形芸術大学・非常勤講師
東北芸術工科大学・特別講師

映画『アバウト・レイ 16歳の決断』に対する小川 勝広さんのレビューにコメントする

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