映画『アルカディア』レビュー

時間なんか人間の意識の産物と、思ったらええねんや。

冒頭の郵便物に日本郵便局の表記があった。
「1Q84」のような複数の月、
そして
龍宮城の話し、知ってますか?
村人全員が龍宮城に行って、揃って帰ってきてたら、
それでも数百年の歳月は経ってた事になるんですかね?
客観的な時間やら空間やらを考えるから、ややこしい事になるんちゃいまっか?

時間なんか人間の意識の産物と、思ったらええねんや。
世界中に人間が1人もいなかったら、時計やカレンダーに何の意味があります?
過去から未来へきちんと行儀よう流れてる時間なんてはじめからないんちゃいまっか?
確かなのはこうして流れる現在だけ。

作品そのものがビューティフル・ドリーマーのよう。

難しい時空の話しを日常生活に置きかえると、
他人は気にしないで、自分は自分の時間を生きればよいということか。
♪誰かのルールも誰かのモラルもいらない♪

7
アルカディアのポスター
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0
小川 勝広のプロフィール画像

小川 勝広

『ブタがいた教室』企画・プロデューサー
『乱暴と待機』プロデューサー
京都造形芸術大学・非常勤講師
東北芸術工科大学・特別講師

映画『アルカディア』に対する小川 勝広さんのレビューにコメントする

こんな作品もレビューされてます

ちいさな独裁者のポスター

制服を拾ってからの展開がわかりづらい・・のがいい

 制服を拾ってからの展開がわかりづらい。 しかし、そのわか...

長江 愛の詩(うた)のポスター

目の保養

 長江の川辺の人達の習慣。 父親の死後、息子は川で黒い魚...

夜の浜辺でひとりのポスター

ポール・T・アンダーソンとのちがい

 今、スクリーンで起こっている事を味わう作品。 引いた絵で...