映画『ヘレディタリー 継承』レビュー

映画なんてアプリのようなものです。

映画なんてアプリのようなものです。

怖さの見せ方がいいです。
グロさやワッと驚かせるのは必要最低限です。
人やモノ、場所に起因して事件発生→解決というタイプではありません。
怖さの考え方のリミットを解放するタイプの作品です。
どんなリミット?
最後まで読んでください。

洋画邦画ともにこのタイプの作品は過去にもありますが、抽象的、意味不明と言われがちであまり好まれない系統の作品かもわかりませんが、私はこういうタイプの作品こそが怖い映画だと考えてます。

観客によっては怖い怖くないとかつまらないとなるでしょうが、映画なんて昨今のアプリのようなものでDLして毎日有効利用している人もいれば、そのアプリの存在すら知らない人もいるでしょう。
自分にとって有効だと思えば頭の中にDLしてファッションや行動の指針にするのも良いでしょうし、物事の考え方や言葉の使い方の参考にしてもいいでしょう。友人ととシェアする等、受け取り方は十人十色だと思います。

怖い、面白くないなどの絶対値を語るのは不毛に近い(本当はギリギリ不毛ではありませんが、それも観客の好きなフォーマット別に語らないといけなくなってきています・・)ので怖い理由、怖くない理由、賛否が分かれる原因を考える方が建設的で楽しめるのかもしれません。
きっとラストのあの場所で起こっていたような事が私たちのすぐ近くで起こっているのかもしれません・・・・。
今、これを読んでいるあなたのうしろには誰もいませんか?

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ヘレディタリー 継承のポスター
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小川 勝広のプロフィール画像

小川 勝広

『ブタがいた教室』企画・プロデューサー
『乱暴と待機』プロデューサー
京都造形芸術大学・非常勤講師
東北芸術工科大学・特別講師

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