映画『愛しのアイリーン』レビュー

それを何て呼ぶんだ?

余分なものを排除するとわかりやすい。
パチンコ、仕事、車、拳銃・・・。
または時代を少し昔にしてみる。
間引き、姥捨て、近親相姦、夜這い、村八分など、倫理的には理解不能な習慣が残っていた時代。
剥き身の人と人、ほとんど動物と動物、そこで芽生える感情、感覚、目から<こぼれる涙>、<ドキドキする胸>、冬の川の流れに手を突っ込む<冷たい>、真夏に<吹き出る汗>、頭で考えていては導き出せない、公式構文でも解答不能、この感覚値そのものを幸せや愛と呼ばれるモノの原点、全ての登場人物がその絶対零度、ゼロメートル地点はこれなんだと嫌われながら悪臭を放ちながらみせてくれる。まずはそこ!「それを何て呼ぶんだ」愛なんて言葉で括らせないよ、要不要、取捨選択は体感に従え!
数字では割り切れない事を体感する、理系頭脳をリセットする文武同道(両道と微妙に違うよー)、書を捨てて町を出ような作品。

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愛しのアイリーンのポスター
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小川 勝広のプロフィール画像

小川 勝広

『ブタがいた教室』企画・プロデューサー
『乱暴と待機』プロデューサー
京都造形芸術大学・非常勤講師
東北芸術工科大学・特別講師

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