きっと ここが帰る場所

2012年06月30日公開
きっと ここが帰る場所のポスター
6.3

どんな映画

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フリークレビュー
6

80年代ヨーロッパ調ロードムービー

前評判や多くの人が言う通り、「パリ、テキサス」の影響は明らか。
音楽からインスパイアされたような物語のつくり。

久しぶりにこのタイプの作風に出会いました。
印象的な映像とシャレの効いたセリフ。
主演をショーン・ペンが演じている事で、観ていられます。
でもやっぱりちょっと後半飽きたかな…

とはいえ、
ラストのショーン・ペンが一気に全てを持っていきます。
本当に、なんて、素晴らしい、俳優だ

完山 京洪
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映画人
7

ナイーブなおっさん、旅に出る。

私の知人に、小学生から面と向かって「●●くんは、大人?」と聞かれたことがある「少年おっさん」がおりますが、彼もミュージシャン。

これぞ、「おっさんの成長譚」とでもいいましょうか。
「ソーシャルネットワーク」の若きザッカーバーグは最後まで成長しないけど、ショーン・ペンが演じた本作の主人公シャイアンは、初老にして成長します。

女子高生や小学生の少年と対等に話し通じ合えるおっさんミュージシャンは、「初体験/リッジモント・ハイ」でスピコリを演じたペンだからそこの名演!
しわだらけの顔に上で、だらしなく浮きまくる化粧。
黒尽くめの服で、ヨボヨボを歩く姿。
なのに、胸にあるのは、少年のままひきずり続けた傷と、逃げ続けてきた父親との対峙。ひいては、歳を重ねた自分との対峙。

こう書くと、「重い! 重すぎる!!」となりますが、ロードムービーというスタイルとペンのペンたる演技で、切なき爽快感へと昇華してくれています。
一見凡庸なテーマを、ナイーブなおっさんをナビゲータにすることで、「未だに迷える大人」の共感を見事にさらってくれる。

ここんとこ、旅にでていない大人におすすめしたい一作。

茅野 布美恵
茅野 布美恵のプロフィール画像
会社員

『きっと ここが帰る場所』のカラーレビュー

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