捜査官X

2012年04月21日公開
捜査官Xのポスター
7.5

どんな映画

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フリークレビュー
8

過去が俺を襲う

このレビューにはネタバレが含まれています。

美人なカミさんと可愛い息子二人で貧しいながらも仲良く幸せに生きる職人ドニー・イェンはある日、村にやってきた無法者を及び腰ながら必死に撃墜(殺す)。村のヒーローになるが…とあからさまに香港版『ヒストリー・オブ・バイオレンス』なんだけど、その事件を洗い直す変人捜査官・金城武の登場が新味か。事件の回想に金城が入りこんだり鍼を押すと脳や内蔵の映像が展開したり既視感はあるものの飽きない工夫に満ちている。遂にドニーが観念して正体を表した時の佇まいも「いよ!待ってました!」と声出したくなるかっこよさ。ただ残念なのは、特に後半、この二人のキャラが絡むことによって生まれる何か発展的なものが感じられない。『ヒストリ〜』のごとく、ドニー・イェンのみに絞っても充分楽しめるものになってるだけに時々金城シーンがかったるく感じる。香港の大ボス・ジミー・ウォングさんはモノホンの迫力はあるものの「孫文の義士団」のフー・ジュンのようなやりすぎなフィクションな怖さが欲しかった。このラストバトルで金城の鍼が役に立つ!と思ったらそうでもなく雷で死んじゃった。鍼が雷を引き寄せた?すっきりしね〜。

川崎 タカオ
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イラストレーター
7

前半がとにかく傑作

 まるでCSIのような新機軸のカンフー映画だと大興奮していたら、後半に行くにしたがって話が飛躍しすぎて、前半の緻密さが台無しになってしまったようで非常にもったいなかった。後半の展開はそんなに目新しくないし、この映画じゃなくてもいいじゃんと大いに言いたい。もうちょっと血に足の付いた、捜査にうまく絡めたクライマックスにして欲しかった。そうは言っても充分面白かったし、大傑作になりそこねた傑作! 

 金城武の捜査が現代から見れば迷信や非常識でも1910年代当時の目線ではまっとうであるという描き方なのが素晴らしい。また、美術や映像が大変美しかった。

古泉 智浩
古泉 智浩のプロフィール画像
マンガ家

『捜査官X』のカラーレビュー

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