バクマン。

2015年10月03日公開
バクマン。のポスター
7.3

どんな映画

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フリークレビュー
7

熱狂し続けろ。

このレビューにはネタバレが含まれています。

原作未読。「モテキ」組がこの題材をやると知ったのは予告編。きっと面白い。そんなヌルい期待に、この映画のポップさは、却ってキツく応えてきた。

夢を持っていながらそこに届かずにいる中年男にとって、結構キツイ話ではある。若い頃に出会いやチャンスに気づくこと。気づいたら躊躇わずに飛び込むこと。おれは今まで何を見限ってきた?居場所を探して手堅く生きてきたつもりが何の芽も出ていない現状を顧みて、劇中の面々の躍動の底にある「衝動への素直さ」を思うのだ。

最高(佐藤健)と秋人(神木隆之介)の結びつきは羨ましい。彼らの窮地に応える福田(桐谷健太)平丸(新井浩文)中井(皆川猿時)。おれにそんな仲間がいるだろうか?仕事にまみれている間に取り返せなくなった何かを見せつけられているようで悔しくなる。

それは取りも直さず夢への不可欠な要素なのだ。結局成功への要素は才能と努力の他に、運と巡り合わせ。自分の意志だけでは動かせないもの。だからこそ躊躇わずに作り、語り、伝え、バカバカしいと思ってもへこたれずに続けていくしかない。

友情・努力が必ずしも勝利を呼ぶとは限らない。けれど友情と努力を呼ぶのはきっと、リスクを忘れる熱狂だ。いったんは敗れた中井が最高と秋人を助けた後、再び熱狂に舞い戻って欲しいとおれは願う。

「必ず君を連れて行くよ―――」サカナクションの主題歌が脳内を廻る。おれが連れて行くのは誰だろう?日銭を稼ぎながら体力を削って半歩でも夢に向かおうとする苦闘は続く。ラストで最高と秋人が黒板に書きなぐるように、おれも描き続けよう。

Daisuke O-oka
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VTRディレクター

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