進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド

2015年09月19日公開
進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールドのポスター
5.8

どんな映画

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フリークレビュー
9

業火の祝祭。

このレビューにはネタバレが含まれています。

多くの映画巧者や原作ファンの方々がWEB上で本作を酷評している。けれど全面的におれは推す。クライマックスの「駆け上がり」を観て、客席で「ヒャッハー!」と声が出てしまった!

前作の感想でも述べたが、長大な原作を劇場映画の尺に収めるには、思い切った翻案が要る。しかし一方で原作の核や「美味しさ」を外してはならない。なんて難しそうなこと言いながら、実は「好きになってしまった」だけの話だ。

エレン(三浦春馬)が見る世界の真相は、ゲスいオカルト系トンデモ映像でワクワク。怪奇を覗きたい少年ゴコロが目を覚ます。女子キャラだってみんな立っている。イモを差し出すサシャ(桜庭ななみ)はミカサ(水原希子)を食うほど魅力的だ。そしてハンジ(石原さとみ)のハシャギっぷりもいい。スティンガーやRPGを抱えてあんなに可愛い奴はいない。「シキシマ(長谷川博己)の行動の辻褄が合ってない?」何の何の、怒りに狂い力に酔い叫びに共鳴する魂の結果だ。おかしいどころか大喝采。辻褄より衝動なのだ。

そして終盤は、世界の真実を知る・地獄の自由を選ぶと決意した少年たちが業火と共に送り出される。世代交代の「祝祭」であり、ある時代の終わり…まさに「エンド・オブ・ザ・ワールド」。ここから始まる旅路はそれまでよりさらに苛烈で醜いかも知れない。しかし贈られた業火の興奮は「心臓」に灼きついて、必ずや彼らを突き動かしていく。このラストシークエンスで、長大な原作は、旅する彼らが次代に語り継ぐ「神話」に生まれ変わった。原作を読んでいたおれは、この強烈な映画に生理を揺さぶられ、彼らがいる「神話」を語り継ぐ地平に降り立ってしまったのだ。

前編で地母神だったミカサは本編で、空におれたちを引き上げる「天使」になった。抜ける空が美しい。前編をはるかに引き離し、一方向にエネルギーをブッ放して昇華した後編。誰がなんと言おうとおれは推す。

Daisuke O-oka
Daisuke O-okaのプロフィール画像
VTRディレクター

『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』のカラーレビュー

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