ターミネーター:新起動 ジェニシス

2015年07月11日公開
ターミネーター:新起動 ジェニシスのポスター
5.9

どんな映画

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フリークレビュー
6

新しい名セリフ。

このレビューにはネタバレが含まれています。

1と2のルックを引き継ぎ、言うまでも無くCG全開。分かりきっていると思いながらも劇場に足を運んでしまうのは、他ならぬ「彼」の堂々再登板を確かめるためだ。それほどまでに彼の存在は大きく、懐かしく、お馴染みで、磐石なのだ。

映画としてはそれなりに奮闘したが枝葉を伸ばしすぎた感のある3と4は脇に置かれた。物語は「1984年」に立ち返り、力技で時間軸分岐を整理する。前作までと今作で決定的に違う社会背景は「クラウド」だ。人類が抗うことなく進んでネットの海に浸かっていく様に、改めて大きな疑念を向けている。

敵は液体金属やナノマシン。しかし「彼」は何するものぞと文字通りの鉄拳で掴み、殴り、投げ、戦う。「彼」の小道具は粗大な鉄塔から掴みだしたガラクタ。アジトにはラジカセ。そして手で抱え指で引鉄を引く銃器。「彼」を含む三人はデータやハッキングなどではなく「肉体の作業」として戦うのだ。

「彼」は言う。
'Old, but not obsolete.'(古い。けれどポンコツではない)

これは'I'll be back.'に次ぐ名セリフだと思う。進化した技術に付き物の不具合。若さと体力を凌ぐ経験と工夫。新しいだけが、若いだけが、イイってわけじゃない。一旦持ったら永く大事に使え。オヤジやババアをなめるんじゃない。歴戦の「彼」が淡々と放つからこそ、この一言が多くの意味を持って響くのだ。

今作は現代に合わせて年代記を再構築したに過ぎない。つるべ打ちのアクションも期待を超えるものじゃない。しかし上記の一言だけは、時代を経たシリーズの証として輝いている。もはや何でもアリな世界観に、どんな縛りをかけて彼ら三人を突破させるのか。続編が有るとするなら、「彼」の威容だけに頼らぬ、物語の進化が試されるだろう。

おれ自身もポンコツになるわけにはいかない。
毎日これ鍛錬、勉強、挑戦なのだ。

Daisuke O-oka
Daisuke O-okaのプロフィール画像
VTRディレクター
7

よかった

このレビューにはネタバレが含まれています。

 T1000のような敵は、銃が敵をちょっと後ろに押すくらいの威力しかなくて、溶鉱炉にぶち込まないと退治できず、パワーのインフレが過ぎて、見飽きた現在はスリルも何もなくなってしまっている。なのでこの映画で酸を用いて退治しているところがすごくよかった。ただ、その後ジョン・コナーがナノテクノロジーのサイボーグみたいな存在になって現れてガッカリした。磁力が苦手と言う弱点があるからまだましだった。ナノテクノロジーと液体金属はつまらないから禁じ手にした方がいいと思う。

 ジョン・コナーもカイル・リースももっさりした顔だった。サラ・コナーはリンダ・ハミルトンよりずっとかわいかった。彼女が「裸を見たからって、そんな気起こさないでよ」とけん制する場面が面白かった。むしろ気にしているのは彼女の方なのではないだろうか。

 なぜジャエネシスの起動直前にタイムスリップするのか、一か月前くらいに飛んでゆっくり破壊すればいいのにと思う。ジョン・コナーがカイル・リースとサラ・コナーを殺そうとするのだが、そんなことをしたら自分の存在が消えてしまうのではないだろうか。

 ジョン・コナーが自分が人間を超越した存在であることをやたらとアピールしているのも、気の毒な感じがした。本当にすごい人は自慢なんかしないものであると、誰か教えてあげて欲しい。そんな彼をサラが「性格が変だった」と言っていたのが面白かった。

古泉 智浩
古泉 智浩のプロフィール画像
マンガ家

『ターミネーター:新起動 ジェニシス』のカラーレビュー

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