X-MEN:フューチャー&パスト

2014年5月公開
X-MEN:フューチャー&パストのポスター
7.2

どんな映画

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フリークレビュー
8

今にいる我々に

フューチャー/パストね。まんまです。まんまですよ。のっけからラストまで、きっぱりフューチャーとパストが棲み分けられて物語が進みます。暗黒の未来を回避するために、さかのぼって過去を変える。そう、過去を...

過去を変える?
それダメでしょ、ふつう。夢オチの次にやってはいけないご都合主義。いったい今までどれだけの物語が過去と未来の帳尻合わせに躍起になってきたことか(開き直って未来をおもっきし変えた『バック・トゥ・ザ・フューチャーP2』はご愛嬌)。でもそこでダメ出ししてたらそれまで。それでも敢えて禁じ手の「たられば」を持ち込んだブライアン一派の意図を想像してみよう。エンドロールの豊潤な時間に、2時間強のパストを巡らせて。

まてよ?過去をいじって未来を救う?未来でなくて今を救うために過去を変えようってんじゃないの?あれ、そもそも未来って何だ?まてまて、今より向こうが未来だけど、過去からみたら今が未来、かくいう過去もかつては未来だった...いったい過去って、未来って何なのよ?

そこに答えを見つけました。過去はかつて今だったし、未来もそのうち今になる。過去を変えろじゃないんだわ、未来の為に、今を変えろ!といっている。ぜったいに諦めるな。何度だってやり直せる。だって常に今は訪れているんだから。そこに在る今を踏みしめて、決して今をやり過ごすな!変わるべき未来はその先で、今になるのを待っている。そういいたいんだね、ブライアン!だから映画は過去と未来と、その繋がりを見せてくれた。今にいる我々に。

もうひとつ。
突然変異のマイノリティを描くならやっぱりブライアン・シンガーだ。マイノリティとしての出自を背負い、同胞イアン・マッケランと手を携えて。そんなブライアンが描くラスト、マイノリティたちの幸福な未来が眩しい。そしてその未来の訪れを、血を流しながら支えていたのが、エレン・ペイジ。

田中 啓一
田中 啓一のプロフィール画像
娘と添い寝
7

楽しい映画だった

このレビューにはネタバレが含まれています。

 悪者の博士が小人だったため、小人をいじめているみたいな映画になっていて、心が痛む部分はなくもなかった。しかしそう感じる気持ちこそが差別なのかもしれない。

 ミスティークが一人で世界を救おうとしているかのようで健気で可愛らしかった。なんでオールバックなのだ?髪型を変えればもう少しは可愛くなると思うのにもったいない。

 素早く動く男の場面が最高だった。あいつが活躍すれば全部問題解決できるのではないだろうか。

 過去で問題が解決したら、最初の三部作は全部なかったことになってしまうのではないだろうか。パラレルワールドって事でいいのだろうか。

 未来のプロフェッサーXが瀬戸内寂聴にそっくりだった。

 敵のロボットが淡白でグッと来なかった。こっちの憎しみをかきたててくれるような憎たらしさがないと退治しても、交通事故や災害みたいな感じでカタルシスがない。その点マグニートーは若いころの三浦和義みたいな風貌でイライラさせてくれる。

古泉 智浩
古泉 智浩のプロフィール画像
マンガ家
6

ジェニファーズ・ボディ。

ミスティーク大活躍である。出世街道驀進中のジェニファー・ローレンスにとって「ハンガー・ゲーム」と「X-MEN」のシリーズが足枷になっている気がしなくもないが、製作陣にすればこの逸材をよりフィーチャーするのは必然。結果的にプロフェッサーよりもマグニートよりも重要キャラに昇格した!

ただしブライアン・シンガーがジェニファー/ミスティークの魅力を引き出せたかは別の話。これは作品全体にも言えるがここぞという時のエモーションがイマイチ盛り上がらない。演出の粘っこさが足りないのかも知れない。

それはさておき、ジェニファーのミスティークに乗り切れない別のもどかしさとも向き合わねばなるまい。ジェニファーのミスティーク=ジェニティークには致命的に足りないものがある。エロだ。

いや、ジェニファーはエロいですよ。ほんとエロい。ジェニティークだってエロいです。ただジェニファーのボディのエロは、ちょっともっさりしたリアルさが醸す身近系エロ。基本ハダカ同然のジェニティークの腰から尻のラインの安産型な質量感、オレは大好きだ。

ただ隣の女の子要素は駆け出しヤングな青春ミスティークには合っていたかも知れないが、レベッカ・ローミンが醸し出した“タチの悪いエロ”には残念ながら届いていない。

典型的モデル美人だったレベッカは女優としては大成しなかったが、ミスティーク役にはマジでハマった。真っ青で表情が読み取りづらいミスティークがどんなヤバいキャラかをあの超絶ボディが何よりも雄弁に語っていた。

そして今回でX-MEN界のジャンヌ・ダルクと化したミスティークには、そろそろこの世のものとは思えぬセクシーボディと人間離れしたオーラが必要なのではないか。青ペイントのせいでジェニファーの真骨頂である表情の演技がわかりにくいからこそなおさら。だからってジェニファーにはモデルみたいに痩せて欲しくない。悩ましいなオイ!

村山 章
村山 章のプロフィール画像
映画ライター

『X-MEN:フューチャー&パスト』のカラーレビュー

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