アナと雪の女王

2014年03月14日公開
アナと雪の女王のポスター
7.7

どんな映画

アメリカでは映画も主題歌も爆発的にヒットしたらしい。アカデミー賞では歌曲賞と長編アニメーション賞を受賞。

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フリークレビュー
10

胸熱

アナのキャラがとても魅力的で序盤から一気に引き込まれます。

キャラクター、葛藤、ディテール、歌、映像、全てが素晴らしく
ディズニーの底力を魅せてくれます。

この歳(35歳)になっても泣かせてくれる傑作。

完山 京洪
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映画人
10

おねえちゃんったら!

イラストレビュー

ディズニーが長い歴史の中で描いてきた「真実の愛」の歴史に、革命が起きた。

アナとエルサは互いを大切に思うあまり、自分の気持ちを抑え続けてきた。大切に思っているのに、そのせいで離れ離れになってしまう姉妹。お互いの心に張った氷を溶かす王子様は現れるのか…?

素晴らしいです!ディズニーミュージカルの凄いところって、ミュージカルシーンでストーリーが止まるどころか、もうみっちりいろんな情報詰め込んでお話を推し進めちゃうところなんですよね。今回の冒頭の「雪だるまつくろう」なんかはもう極めつけで、アナとエルサがどんな想いで離ればなれでいたのか、その間にどんなことが起こったのかを、凄い情報量と情熱を持ってこちらに伝えてくる。冒頭から泣きますよねーこれ。で、さらに「生まれてはじめて」では戴冠式に対する2人の対照的な気持ちを表し、みんな大好き「れりごー」では悲しみでいっぱいの開放感…。ミュージカルシーンのカタルシスが本当に凄いのです。

みんながひっかかってるハンスというキャラクターについてはわたしも不満が無いわけではなく、もうちょっとこう…違うキャラ付けも出来たんじゃないかって思わなくも無いんですけど、もう私にはエルサとアナしか見えない!星10個!
幼い頃から両親以外に会う事を拒み続けてきたエルサは、愛なんてもの全く分かんなかったんだろうな。傷つけるのが怖い、というその感情の正体すら分からなかったと思うんです。だからあんな事になっちゃうのよおねえちゃん。扉を開けてればきっと仲良く雪だるま作れたはずなのに。

ちなみに、同時上映の短編「ミッキーのミニー救出大作戦」は、3Dで観てこそなので、絶対の絶っっっ対に3Dで観てくださいね。

Azumi Miyaji
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グラフィックデザイナ
3

書いていい?

このレビューにはネタバレが含まれています。

みんな絶賛なんで書きづらいなーと思っていた。途中で数分寝てしまったので、観た人と記憶を照合したのだが大した欠損ではなかったので、書こうと思う。

「Let It Go」が流れるとき、エルサは一人だ。他にその高揚を受け止める誰もいない。その孤独が気高いのか切ないのか。しかし「ありのままで生きる」と決意したはずのエルサは、結局「自分をほっといて結婚を決めた」アナにほだされて、再び自分の力を封じるわけだ。

「ありのままで生きる」のなら、どうせ孤独なのなら、その力で一度は思い切り暴れてほしかった。城を築いた後は、戴冠式まで引きこもりだったのだから、雪嵐に乗って世界各国を巡ればいい。彼女が通ればどんな風光明媚な場所でも千キロ先まで凍りつく。寂しさはいや増すだろう。そしてその寂しさを埋めるため、猛威にひれ伏した王族から飛び切りの王子たちを根こそぎ奪ってきてもいい。

それでも孤独は埋められない。なぜこんな力が身についた?自分の人生にとってその力の意味は何?そんな悩みにたどり着いて初めて、エルサと観る側が感覚を共有できる。誰もが苦闘する「自分に内在する壁」に、もっと厳しく直面させねば面白くない。外部との強烈な衝突を経ずに同調圧力たる「家族」の下に戻ってしまっては、家出した小娘と変わりない。

強大な力を制御できずに疲弊して内向くアメリカを反映していると感じる。そしてそれは日本でも変わりない。本作を熱狂して迎えている空気の底に、数百万人が一斉に幼児帰りするような不気味ささえ感じてしまう。

「Let It Go」を歌いながら赤道直下の高空を飛ぶエルサの遥か下で、熱気と衝突した雪嵐が雨となり砂漠を潤し緑を育んでいく。それがエルサが気づいた彼女だけの使命。そしてエルサが羽を休める場所は常に、孤独な氷の城。そんなのがカッコいいと思っちゃうんだけどな。アナ?アナは幸せにやってればいーんじゃない?

Daisuke O-oka
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VTRディレクター
5

最初に感情移入しすぎたボクがバカでした。

このレビューにはネタバレが含まれています。

メチャ売れしてだいぶ経つ。もう少数派がなにを吠えてもかまわんだろというわけでネタバレ御免で。

大切なひとを守りたいがために自分を閉ざす氷が、トゲになって自分に向かってくる。明確に可視化されたジレンマとどう向き合うのかというテーマに踏み込むと思ったら、後半脚本家変わった?ってくらいざっくりしたお話になって驚いた。

自分自身でいることが誰かを傷付ける。それを畏れてエルサは孤独を選ぼうとした。だからこそ最初のLET IT GOは解放の歌でありながら哀しさと不安を煽る。

そして案の定エルサが望まぬ方向に転び、妹アナの命を奪いかねない事態になって、そこで出てくるのが伝家の宝刀・真実の愛。

真実の愛が何なのかはともかく、本作では「自分より誰かを大切に思う心」とされている。で、身を挺してエルサをかばったアナの真実の愛がアナ自身を救う。

でもね。誰よりも身を挺する愛があったからこそエルサは幼い頃から自分を殺してきたのではないか。映画では「なるほど愛ね!」って突然エルサが魔法をコントロールできるようになるけど、そんな結論とっくに彼女はたどりついてたし、だから苦しかったんだよバカ!みたいな。

あと雪だるまね。夏に憧れる雪だるまってなんたる胸が張り裂け系キャラ! エルサの、光を欲し、アナを想う気持ちの具現化ですよね。

ところがキャラを掘り下げるよりもコメディリリーフに押しとどめて安易なハッピーエンドを与えてしまうわけですよ。「プリンセスと魔法のキス」のホタルのエピを生んだディズニーはどこへ?

雪だるまは「アナのためなら溶けたってかまわない」と言う。いっそホントに溶けてなくなって、これがエルサの愛だったのかとエルサ本人もアナも気づくって話でよくね?例えばですけど。

結局ディズニーが自ら設定する“子供向け”という枠が物語をスポイルするんだな。前半で傑作の予感がしたのにもったいない。

村山 章
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映画ライター
8

けっこうよかった

このレビューにはネタバレが含まれています。

 CGアニメ映画は苦手で見るつもりはなかったのだが、大ヒット中で映画の日に見たいのがなかったので見てきた。

 話はお城のある町と雪山を行ったり来たりするだけで、エルザはさっさとたどり着いたのに、アナはまだ着かないのかよとちょっとかったるいところがあった。

 アナがけっこうな尻軽で、びっくりした。エルザがありのままに生きると誓ったとたん、名古屋のキャバ嬢みたいになってしまってびっくりした。

 CGアニメの登場人物は実在感を感じないことが多いのだが、アナは肩のソバカスみたいなのまで表現されていて、人間臭くてよかった。

 吹替えで見たら、アナとエルザの声が似ていて、顔が映っていない場面はどっちが話しているのか分かりにくかった。

 結局、真実の愛による口づけは関係なく、アナは生き返って、エルザもなんとなく魔法をコントロールできるようになっていた。トロールが適当な事を言っていたのだろうか。どうして問題が解決したのかさっぱり不明で、適当に盛り上がって終わっていた。しかもクライマックスは歌で盛り上がらずに終わってしまい寂しかった。

 一番有名曲も、中盤で掛かってそれ以上に盛り上がる歌はなかった。

 いろいろ気になるところはあるのだが、CGの表現は圧倒的で技術の高さを感じた。映画の日ではあるものの、お金に見合うかそれ以上にいいものを見たな~という満足感があった。

古泉 智浩
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マンガ家

『アナと雪の女王』のカラーレビュー

みんなのメモ

Koshun Az

アメリカでは映画も主題歌も爆発的にヒットしたらしい。アカデミー賞では歌曲賞と長編アニメーション賞を受賞。