遊星からの物体X ファーストコンタクト

2012年08月04日公開
遊星からの物体X ファーストコンタクトのポスター
7

どんな映画

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フリークレビュー
7

THE PREQUEL

THEプリクエルです。『プロメテウス』の公開に沸く影で忘れちゃいけない例のアレ(The Thing)30年後の前日譚です。カーペンター版『遊星からの物体X』の何が素晴らしいって、映画の初っ端にどうしようもなく気になるサスペンスを配置することで、全編にわたって観客の関心を物語の発端(前日譚)に繋ぎとめた、あの緊迫感です。

この前日譚は、その後日譚を大変リスペクトしています。だからこの前日譚が後日譚を壊さないことにこだわったばかりに、この作品単独の面白さを追求しきれなかったことをどうか許してやってください。まるで皆が気にしていた前日譚を作る決心をしたはいいが、時制に沿って両作を並べた時に本家が陳腐化しないよう、新味のあるネタの開発を抑制しているかの様です。なんと不憫な映画でしょう。おこる事象やその処理は後日譚を超えないくり返しに留め、すると当然行きついてしまう後日譚最高のビックリネタである「血の審判」は、血液検査ができないことになるという設定で丁寧に避けます。あ、これは後日譚の方でお楽しみくださいね、と言わんばかりの滅私の心で。

その分、"変態"VFXにおいては、のびのびと30年後の技術を披露します。あの、ファンの中でも人気の高い、後日譚の白眉"ノリスヘッド"とエクソシストの"スパイダーウォーク"を溶解融合したような見事な変態生物が活躍します。ここは後日譚を凌ぐべき所です。映画ファンは時制とは関係なく、映像技術の進歩を歓迎するでしょう。

そしてついに後日譚とのつなぎのシークエンスがエンドクレジットに訪れます。通常であれば本編が終わった後の「後処理」にあたる箇所ですが、ここに至ることがこの映画の使命だったといわんばかりの、どこかほっとしたような、そして喜びに満ちた躍動感を覚えます。ツボを心得た素敵なプレゼントも用意され、きっと後日譚ファンは多幸感に包まれることでしょう。

田中 啓一
田中 啓一のプロフィール画像
詩人だねぇ
6

1本の映画としてはすごい面白いんだけど…

前日に慌てて1982年の「遊星からの物体X」を鑑賞。
超おもしろくって、すげー!ってなって観てました。
この映画、冒頭で南極ノルウェー隊が犬を射殺しようとヘリで追うシーンから始まります。
その犬を招き入れてしまったことから「それ」との死闘が始まるんですが、
この「遊星からの物体X ファーストコンタクト」は、冒頭の南極ノルウェー隊がなぜあの犬を殺そうとしていたのか、という前日諶なわけです。
わくわくしますよね!
自殺焼死体の悲劇は!?あの宇宙船はいったい何なの!?

ところがどっこい劇場で観たものは1982年の名作の焼き直しではないですか。前日諶というより「リメイク」
それさあ、似たようなの昨日観たよー!
ラストについても何か釈然としないものを感じますしね。
そんな判断でよかったの?大丈夫?
「古傷が消えてる」とかそういう確実なのにしといた方が良かったんじゃ…。あとせっかく主人公が女なんだから、「愛した人を焼かなきゃいけない!」みたいなのもあればもっと…。
と、「こうすればよかったのに」が溢れて来てしまいました。

まぁ、こうなったのも過去の名作を尊重し過ぎた結果なのかもしれませんが、贔屓目にみても1982年以上の驚きは皆無です。
もし1982年「遊星からの物体X」を知らずにこの映画を観たなら
もっと評価は高かったと思いますが。
(でも前日諶だって言ってるからには当然予習して行くもんね…)

良かった点はクリーチャーの造型。
名作へのリスペクトを残しつつ、ナイスな造型でした。
特に顔面ドッキングシーンは大好きです。スリスリ。
あと色々言ってますが、観てる間はすごい楽しませてもらいました。
指の間から観たよ!

Azumi Miyaji
Azumi Miyajiのプロフィール画像
グラフィックデザイナ
7

宇宙人がバカっぽい

このレビューにはネタバレが含まれています。

 大変高度な文明を感じさせる宇宙船が発見されるのに、それを作ったと思われる宇宙人にまるで知性が感じられず、単なるビックリ宇宙人だった。

 その宇宙人が一体何がしたいのか意図が分からなかった。人間に成りすまして言語を理解したり、不自然じゃなく振舞えるほどの知性があるならもっとじっくり人間を侵食すればいいではないか。

 あんなビックリ宇宙人が、すごい宇宙船をとても開発したり操縦したりできるとはとても思えなかった。もっといろいろとやりようがあるだろうと思った。あの宇宙人は本当は、賢い宇宙人が使わした奴隷的な宇宙人で、支配者の宇宙人は高みの見物をしているとかせめてそのくらいの工夫をして欲しい。

古泉 智浩
古泉 智浩のプロフィール画像
マンガ家

『遊星からの物体X ファーストコンタクト』のカラーレビュー

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