127時間

2011年06月18日公開
127時間のポスター
8.1

どんな映画

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フリークレビュー
10

127時間〈映倫〉

この映画には「結末」などなく、あるのは極限下におかれた主人公の出す「結論 」のみ。観客は、岩に腕を挟まれ死を待つのみとなった主人公の逡巡にひたすら付き合うハメになる。
したがって、あの鳥肌がたつほど絶妙なタイミングで表示されるタイトル以降、かの「圧倒的な結論」にいたるまで、物語はわずかにも動かない
観る者は、主人公の逡巡をひたすら見つめながら「自分なら、どう感じるだろう、誰を想うだろう、何を悔い、何に感謝し、何を遺し、そしてそれでも生きるだろうか」と自問し続ける。

スクリーンごしに対面するジェームズ・フランコに30万人の「自己」が投影された、あの濃密な暗闇が今も忘れられない。これはどれだけ機会を待ってでも、なんとしても映画館で。

田中 啓一
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詩人だねぇ
9

フランコの魅力とラフマーンの音楽に尽きる

大好きなこの映画、特に好きな要素が2つ。

1つ目は多くのひとが同じだと思うが、ジェームズ・フランコの抗しきれない魅力。冒頭、自転車ですっ転ぶフランコの屈託ない映画をカメラが捉えた瞬間、観客はフランコ演じるキャラクターの虜になる。女子2人をナンパするのに、これほど嫌味のない野郎が存在するとは。


2つ目は音楽。ダニー・ボイル監督とは「スラムドッグ$ミリオネア」でも組んでオスカー受賞のインド人作曲家A・R・ラフマーンの音楽がとにかくスゴい。メロディラインがカッコいいだけでなく、どのジャンルにも属さないようなオリジナルな音にゾクゾクする。また、例のシーンでは音楽のせいで痛さ10倍!!

ボイルの演出は「トレインスポッティング」「スラムドッグ~」ほどトリッキーでもなく、主人公のドラマをきっちり掬い取る大人の余裕。ロンドン五輪オープニングの演出を任せるに足る安心感だ。

芳賀 健
芳賀 健のプロフィール画像
映画ライター・編集
9

満ち溢れた生命力

めちゃくちゃ良いです。
すっかり巨匠となったダニー・ボイル監督のセンスが炸裂しています。
ほぼたった1人の密室劇のようで、結末も分かっている…
そのノンフィクションの映画化という高い高いハードルを監督の技術力でクリアしています。まったく退屈しない。

ジェームズ・フランコ作品としてもベストだと思います。
前半の彼の明るさが後半に効いてきます。主演の何たるかを教えてくれます。

127時間はなんの時間だったのか。
監督はそれを明確に提示しています。

簡潔に言えば、この作品は生命力に満ち溢れています。

完山 京洪
完山 京洪のプロフィール画像
映画人

『127時間』のカラーレビュー

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